八王子市初沢町のうえの整形外科|リハビリテーション科、リウマチ科

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〒193-0845
東京都八王子市初沢町1231-5 高尾メディカルビル1F

診療案内

整形外科

腰痛に悩む写真

整形外科は、身体の芯となる骨・関節などの骨格系、それを取り囲んでいる筋肉、またこれらを支配する神経系からなる「運動器」の疾患を治療対象とする診療科です。
具体的には、骨折、脱臼、打撲、切り傷などの外傷をはじめ、肩こり、腰痛、関節痛、神経痛など、日常的によく起こる体の痛みや違和感などを診療いたします。
このような症状がございましたらご相談ください

  • 骨折、脱臼、打撲、捻挫、切り傷、火傷などの外傷
  • 首・背中・腰の痛み
  • 肩・腕・肘・手の痛み、手のしびれ、指の変形
  • 股関節・脚・膝・足の痛み
  • 四肢のしびれ など

リハビリテーション科

リハビリの写真

心身の機能や構造に障害が発生し、生活に支障が生じた状態を医学的に改善しようとする取り組みのことをリハビリテーションと言います。
当院では、明るく広々としたリハビリ室に新しいリハビリ機器を備え、身体機能の改善を図り、日常・社会生活への早期復帰を目指します。
運動療法は、傷害を受けた体や、手術等で失われた運動機能をできる限り取り戻すべく、個々の症例に応じ、医師の指示のもとに、柔道整復師がマンツーマンで施術を行います。また、患者様の症状・状態ごとの「日常生活上の注意点」や「自主トレーニング法」などについても懇切にアドバイスいたします。

    主なリハビリ医療器
  • 超音波骨折治療器
  • マイクロ波治療器・キセノン治療器・低出力レーザー治療器・エアーマッサージ器
  • ウォーターベッド・頸椎牽引装置・腰椎牽引装置
  • 上肢訓練器・四頭筋訓練器など

スポーツ整形外科

肘の写真

関節疾患やスポーツに関連する外傷・傷害に対して、予防から復帰まで幅広い治療・マネジメントを行っております。
スポーツ外傷・傷害にお悩みの患者様や、運動を再開したいけれど身体に不安を抱えている方・スポーツ愛好家の方は、ぜひご相談ください。
スポーツの怪我には、大きな外力により生じるスポーツ外傷とオーバーユース(使いすぎ症候群)によるスポーツ障害の二つに分類されます。

  • スポーツ障害
    野球肩、野球肘、テニス肘、疲労骨折、ジョーンズ骨折、オスグッド・シュラッター病、腸脛靭帯炎、足底腱膜炎、ジャンパー膝(膝蓋腱炎/膝蓋靭帯炎)などがあります。

  • スポーツ外傷
    膝前十字靱帯(ACL)損傷、アキレス腱断裂、半月板損傷、腱板断裂、反復性肩関節脱臼、骨折、捻挫などがあります。
    スポーツ障害・スポーツ外傷には、身体部位に限局した局所だけの問題ではなくさまざまな要因や原因が存在するため、しっかり診察を受け、そのための治療やリハビリテーションを行い、早期復帰および予防に対してアプローチ・指導をさせていただいています。

義肢装具外来(要予約)

以下の時間帯で装具作成を行っています。
月曜 16:00~
水曜 9:00~

医師の診断のもと、国家資格をもつ義肢装具士が採型・採寸を行い個々の患者様に合わせた装具(コルセットや靴の中敷き)などをオーダーメイドで作成いたします。
東京医科大学病院・東京医科大学八王子医療センター・日本赤十字社医療センター等の義肢・装具の製作も担当している有限会社内藤義肢製作所と連携して実施しております。
胸・腰椎コルセット(圧迫骨折・椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離症など)
靴の中敷き・インソール(変形性膝関節症、O脚・X脚、外反母趾・扁平足・魚の目等の足部痛、シンスプリント・足底腱膜炎等のスポーツ障害)
*装具はすべて健康保険が適用されますが、治療費とは別扱いになりますので、完成した後、装具製作会社にいったん全額お支払いしていただく必要がございます。
お支払い後、ご加入の健康保険への申請により規定の割合で返金されます。

装具作成の流れ

① 診察
・問診、触診、レントゲン検査などで診断
・装具の適用を判断し処方
次へ
② 義肢装具士による採型・採寸
義肢装具士による採型・採寸
次へ
③ 装具完成(数日から1週間程度)装具装着後、医師のチェックを受けます。
装具完成
次へ
④ 後日ご加入の健康保険へお手続きをし、還付金を受領してください。

関節リウマチ

関節リウマチの患者様は全国に約60~100万人と推定されています。(2018年、第1回厚生科学審議会疾病対策部会リウマチ等対策委員会より)しかしリウマチの原因は現在のところ分かっておりません。初期の関節リウマチは関節腫脹や変形などの症状が軽く診断が困難である場合があります。

当院では問診・触診などにより、関節リウマチが疑われる場合にはしっかりと採血検査を行い、肉眼ではわかりにくい関節の微妙な腫れや炎症を、超音波検査器を用いることでより早く発見し、関節リウマチの早期診断に努めております。

治療は薬物による内科的治療、関節内注射や装具療法といった整形外科的治療、リハビリテーションを組み合わせて行います。薬物療法としては免疫異常を改善する抗リウマチ薬、炎症を直接抑えるステロイド、痛みを抑える非ステロイド性消炎鎮痛薬、サイトカインという炎症性蛋白を抑える生物学的製剤があります。

現在の治療の中心は抗リウマチ薬にてリウマチの慢性炎症を抑え、ステロイド、消炎鎮痛薬は補助的に使用するというものです。抗リウマチ薬のMTX(リウマトレックス)は標準的な治療薬として多く使用されております。これらの薬はどの薬も長期に服用することから副作用の発現に注意が必要であり、患者様に合わせた治療薬と必要な量を選択する必要があります。

当院では比較的軽症の方の治療を行っており、MTX(リウマトレックス)等の抗リウマチ薬が副作用で使用できない、効果不十分などの理由でより専門的な薬物治療が必要と判断された場合は、専門の連携医療機関へご紹介させていただいております。また関節機能障害を有する患者様には、各種装具の作成を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

骨粗鬆症

骨粗鬆症とは骨強度の低下を特徴とし、骨折のリスクが増大しやすくなる骨格疾患とされています。日本国内の骨粗鬆症の患者数は約1280万人と推定されています。(「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版より」)骨粗鬆症になると、背中や腰の痛み、背骨や足の付け根の骨折などにより、寝たきりになることがあります。「骨折・転倒」は、介護が必要のなる主な原因のひとつになっています。また、大腿骨近位部骨折の生命予後は、1年生存率が89.5%とされています。2000年以降欧米では大腿骨近位部骨折の発生率は低下していますが、わが国ではいまだに増加傾向です。これも、骨粗鬆症に対する予防・治療に対する意識の低さが原因と考えられます。

骨粗鬆症とは

診断

骨折の既往歴を聴取して、無症候性の脊椎圧迫骨折の有無をレントゲンで確認します。次に骨密度測定機にて骨密度を測定します。当院では前腕骨で測定します。診断基準は脆弱性骨折がある場合、椎体骨折や大腿骨近位部骨折ではその時点で骨粗鬆症と診断します。その他の脆弱性骨折であれば骨密度でYAM(20-44歳の骨密度の平均値)が80%未満であれば診断します。また、脆弱性骨折が無ければYAMが70%以下で骨粗鬆症と診断します。また、血液検査で骨形成マーカーや骨吸収マーカー、ビタミンD3などを測定することによって骨代謝の状態を知ることができ、薬物治療の選択や測定の判定について利用できます。

治療

食事指導
カルシウムは必要不可欠な栄養素で700~800mg/日の摂取が勧められます。しかし、サプリメントなどでの高容量のカルシウム摂取は心血管疾患のリスクの可能性もあるため、注意が必要です。また、カルシウムが腸管で吸収するためにはビタミンDが必要です。特に高齢者でのビタミンD不足が問題で、脂質の吸収低下、皮膚でのプロビタミンDの生成減少、日光暴露の減少などが考えられます。また、骨の形成作用するたんぱくにはビタミンKも必要となります。骨粗鬆症の食事では、エネルギーおよび栄養素をバランスよく摂取することが基本です。

薬物治療
現在、多くの骨粗鬆症治療薬が使用可能となっています。また、投与方法や服薬剤形なども工夫され、治療継続率の向上に工夫がなされています。中心になる薬剤は骨吸収抑制剤であるビスホスホネート薬(BP製剤)とデノスマブがあります。1995年(日本は2001年)にBP製剤が登場してから、骨粗鬆症の薬物療法の成績は飛躍的向上し、骨折予防や骨密度の上昇などが観察されるようになりました。また、これらの薬剤に活性型ビタミンD3を併用するとより作用があるといわれています。選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)と呼ばれている閉経後骨粗鬆症治療薬もあり、比較的軽度の骨粗鬆症患者様やBP製剤が使用できない患者様に投薬されることがあります。また、骨形成促進剤として副甲状腺ホルモン薬であるテリパラチドがあります。脊椎椎体骨折に対して強い骨折抑制作用があり、重度な骨粗鬆症患者様やBP製剤を使用していたにもかかわらず、脆弱性骨折を生じてしまった患者様に投薬されることがあります。

巻き爪・陥入爪治療

手術療法(フェノール法を含む)

早期の治療を希望される場合や、爪矯正などの保存的治療が無効な場合に手術を行います。手術では食い込んでいる部分の爪とその爪母(爪の根っこの部分の皮膚の下にある軟らかい爪)を切除します。爪母を切除することによって、爪の両端のくいこむ部分は生えてこなくなります(フェノール法では、取り除いた爪の根元をフェノールという薬品で処置し、その部分の爪が生えてこないようにします)。

手術療法(フェノール法を含む)

小外科手術

切創などの縫合手術に対応しますが、外来の混雑状況や重症度によっては連携医療機関へご紹介いたしますので、事前にご連絡いただけると幸いです。